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多摩眼科クリニックのスタッフ勉強室のページです。 以下は、当院の新人眼科スタッフ向けです。専門用語などが多く一般の方には分かりにくいと思われますが、ご了承下さい。 免責事項:診断・治療は各眼科医の判断で行ってください。当院では本ホームページ記載内容に伴う一切の責任を負いません。
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問題 |
緑内障を疑いハンフリー視野計で、プログラム30-2で異常がなかった場合、緑内障はないといえるか? |
A 緑内障による視野異常は、眼底の異常(視神経線維束欠損)より遅れて出現する。そのため、典型的な視神経線維束欠損が(視神経乳頭につながならい偽視神経線維束欠損は除外すること)存在する場合には更に、ハンフリーの別のプログラムの10-2あるいはSWAP(blue-on-yellowともよばれるが白内障が強い人には不向き)を使うか、OCT(光干渉断層計)で耳側縫線で2分されるような視神経節細胞複合体の欠損が無いか確認するか、ハンフリー視野計より早期の視野異常を発見できるとされるマトリックス視野計で有意な異常の有無を確認する。FDTも早期発見には有効といわれるが、マトリックス視野計の方がより発見率良いとする報告がある。ただし1回目の視野検査は患者さんの不慣れで本来より悪く結果が出る場合がある(学習効果)ので、異常が見られたら再検する。 |
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