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多摩眼科クリニックのスタッフ勉強室のページです。
以下は、当院の新人眼科スタッフ向けです。専門用語などが多く一般の方には分かりにくいと思われますが、ご了承下さい。
免責事項:診断・治療は各眼科医の判断で行ってください。当院では本ホームページ記載内容に伴う一切の責任を負いません。

問題
上強膜炎について

☆上強膜炎 episcleritis(教科書のまとめ)
○定義
□強膜の表層は血管に富む粗な結合組織線維で覆われており、この層の炎症を主体とする、良性で自然治癒傾向のある疾患
○病因疫学
□表層上強膜血管叢superficial episcleral plexusの充血と、テノン嚢と上強膜への炎症細胞の浸潤が認められ、それに伴って2次的に結膜血管充血が生じる
□性差なし
□若い成人に多い
□1/3は両眼性
□家族歴なし
□病因は不明なものが多いが、帯状ヘルペス、単純ヘルペスに伴うものや、全身疾患(しばしば関節リウマチを合併、ほか結核、梅毒、痛風)に伴うものもある。
広い範囲の一般細菌アレルギーでも生じることがある
□単純性 simple episcleritisと結節性 nodular episcleritisに分類
○自覚症状
□充血、流涙、羞明、異物感
□眼脂や視力低下を訴えることは無い
○他覚症状
□球結膜下の充血、球結膜の充血、浮腫。ときに結節状となり、充血した限局性の隆起
○検査・診断
□明室での前眼部検査と、暗室での細隙灯顕微鏡検査が重要。後者では充血している血管の深さを光束を細くして観察−結膜血管は眼瞼を動かした時に可動性あり
□上強膜の灰色沈着物の浸潤をみることがあり緑色光で観察すると黄色に見えて判別しやすい。
□鑑別診断として、強膜炎では眼痛を伴い、明室で紫がかった赤に見え、10%フェニレフリン(教科書によっては2.5%フェニレフリン点眼後10〜15分で上強膜の充血がとれる:W)や千倍希釈アドレナリン点眼で充血が消退しない。上強膜炎では眼痛はあまり伴わず、明室でサーモンピンク、上記点眼で充血が消退する。毛様充血とは充血の部位から鑑別は容易だが、前房細胞が無いことや眼圧が上昇していない事を確認すべきである。
□病因診断の為のPCRも今後期待。
□もし問診から全身性基礎疾患が疑われる場合は、それぞれの適切な検査を行う必要がある。[例:抗核抗体(ANA)、リウマチ因子、赤血球沈降速度(ESR)、血清尿酸レベル、RPR、FTA−ABSおよび抗好中球細胞質抗体(ANCA)]。
○治療
□ステロイド点眼
□ステロイド点眼の回数は,徐々に減らしていく
□フルルビプロフェンなどの経口非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)100mgを1日3回,数日間の服用が,高頻度の再発や持続性の炎症に対して必要となることがある
□通常は経過良好で1〜3週で自然軽快
□結節型ではそれより長い事が多い
□ふつう強膜炎に進展しないが、帯状ヘルペスに伴うものでは数ヶ月後に結節性強膜炎に進展する事がある
□数回再発することも多いが、後遺症を残す事は稀
□再発後上強膜のコラーゲンがより平行に再配列し、より透明になったように見えるが、壊死性強膜炎の真の菲薄化と混同しない
□患者には上強膜炎は同じ眼か反対眼に再発する場合があると伝えておく

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