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詳細内容 |
緑内障といわれましたが自覚症状がまったくありません。 |
A 緑内障は日本の中途失明者の原因第1位の疾患です。以前行われた多治見スタディでは、眼科の専門医が一般市民の診察を行い、緑内障の頻度を調べた疫学調査ですが、緑内障と診断された市民の内9割の方が健診で初めて自分が緑内障だと分かったといいます。緑内障は原則的に進行性の疾患ですから、早期が発見とても大切です。ところが初期、中期では自覚症状がありません。眼科で詳細な視野検査で暗点(視野の中で見づらい点)があったとしても、中心のそばが障害されていない限り、また広範囲に暗点が存在しない限り(この場合は既に進行期です)自覚するのはなかなか難しいのです。視野の欠けを自覚するほどの緑内障はかなり進行した状態でしょう。緑内障の治療の目的は視野障害の進行を抑制することです。自覚が無いがために点眼のコンプライアンスが不良ですと進行しやすいということも分かっておりますので、不明な点は主治医に是非お尋ねになって下さい。その上で、治療の継続が自らの目を守ることになることをご理解いただければと思います。 |
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