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詳細内容 |
夜突然、左眼が見えなくなりました。明日の朝まで放っておいて大丈夫でしょうか? |
A 一刻も早く、救急で眼科を受診すべきです。 考えられる疾患は、 @網膜動脈閉塞症(眼の脳梗塞のようなもの):加齢、高血圧などがあると眼の中の動脈が詰まって、急に光が消えたように見えなくなります。この病気は予後が非常に悪いのですが、発症してから100分以内に処置をしないとまず助かりません。 A急性緑内障発作(急に眼が硬くなり緑内障がおきる病気です):この病気は年配の女性に多いです。急に片眼が痛く見えなくなり、鏡で目を見ると瞳の大きさが少し広がっていて、白目が充血しているはずです。この病気も緊急でレーザー治療や点滴によって眼圧を下げねばなりません。眼圧が非常に上がると吐き気や頭痛が起き、おなかの病気と勘違いされ、翌朝起きたら片眼が見えないことに気づかれる事もあります。 B網膜剥離(目の奥のフィルムに穴があいて剥がれてしまう病気です):多くは前兆として、黒い物が飛ぶ・暗いところでも光が走って見えるなどの症状が自覚されます。上の2つの病気ほど緊急ではありませんが自己判断は危険ですので、やはりすぐに眼科受診したほうが良いでしょう。 @の病気(網膜動脈閉塞症)は最も緊急を要します。突然光が消えた様に見えなくなったら目の動脈が詰まってしまったのかもしれません。この病気は殆どは高齢者に起きます(起きることは非常にまれですが)。高血圧や高脂血症、糖尿病などを放置していたり、勝手にお薬をやめてしまっている人は危険です。 |
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