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タイトル |
日付 |
内容 |
弱視 |
令和4年6月25日
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弱視をご存じですか?あまり認知されていません。
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弱視とは、眼に器質的な異常がないにもかかわらず視力の発達が障害されている状態です。 原因で多いのは、「遠視や乱視の度が強い、あるいは左右差が大きい」ことです。 眼鏡をかければ見えるんでしょ、と思う方も多いと推測しますが、そうではありません。 弱視を放置したまま大人になって眼鏡をかけても視力が充分でないのです。 近視は近くが見えて遠くが見づらい、これは合っています。 遠視は遠くが見える目、これは一部は合っていますが、遠視が強い目は遠くも近くもよく見えないのです。 視力は成長とともに発達します。赤ちゃんの時はおよそ0.01の視力、1歳では0.1、そして遅くとも6歳になるとほとんどの人が1.0に視力が成長します。 視力の発達する期間は感受性期と眼科ではいいます。生まれて半年から1歳半までが感受性が高く、8歳の終わり頃までが視力の発達する時期です。 その間、強い遠視や乱視があると網膜の物をみる中心にピントが合いません。すると視力が発達しないのです。 ではどうすれば良いでしょうか。3歳児健診で視力を測る機会があるはずですので、ここで見逃さないことが大切です。 ただしご家庭で視力を測る場合検査の精度が甘くなることがあり、見逃される原因にもなります。 もし弱視が発見されたら、眼鏡をかけてピントをしっかり網膜の中心に合わせることで、視力が再び多くの場合発達します。 眼鏡をかけさせるなんて可哀想、と思われるかもしれませんが、視力の発達期間をあまり過ぎてしまうと手遅れになるかもしれません。 お父さんお母さんが、眼鏡似合うね、などお子さんを励ますことが大切です。不用意な眼帯を幼少期にするのも危険です。 |
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